県では、近年増加傾向にある、農作業中の熱中症による被害を防止するため、令和6年度から「熱中症予防運動」を実施します。
熱中症の正しい知識を身につけ、しっかりと予防対策をしましょう!
運動期間
令和6年6月1日(土)~8月31日(土)
啓発資料
県では、運動に合わせて、熱中症予防運動チラシを作成しています。
データは以下からダウンロードできますので、講習会などの際にぜひご活用ください。
取組内容
1.運動啓発資材の資料の配付
2.ラジオ、生産情報、ホームページ等を活用した情報発信
3.各地域における農作業安全講習会や地域巡回指導等での啓発活動
農作業中の熱中症発生状況
全国では、毎年、約30名の方が農作業中の熱中症により死亡しており、死亡事故の約85%が7~8月に発生しています。
青森県でも7月から熱中症により救急搬送される方が多くなる傾向があり、一人一人が熱中症予防を心がけることが大切です。
予防のポイント
高温での作業は避けましょう
一般に70歳以上の方は、のどのかわきや気温の上昇を感じづらくなります。
日中の気温の高い時間帯は避けて作業しましょう。
単独作業は避けましょう
なるべく2人以上で作業し、時間を決めて声をかけあったり、以上がないか確認しあうようにしましょう。
こまめな休憩と水分補給
涼しい日陰などで作業着を脱ぎ、体温を下げましょう。
のどがかわいていなくても、20分おきに毎回コップ1~2杯以上を目安に水分補給しましょう。
塩分の補給も大切です。
熱中症対策アイテムの活用
帽子や吸湿速乾性の衣服の着用、空調服や送風機など、自分に合った熱中症対策のアイテムを活用しましょう。
熱中症の症状と応急処置
熱中症の代表的な症状
- 熱中症には特徴的な症状がなく、「暑い環境での体調不良」は全て熱中症の可能性があります。
- 汗をかかない、体が熱い、体がだるい、めまい・吐き気がする、頭痛があるなどの体調不良の症状があれば、すぐに作業を中断しましょう。
応急処置
- 涼しい環境へ避難しましょう。
- 服をゆるめて風通しをよくしましょう。
- 水をかけたり、扇いだりして体を冷やしましょう。
- 特に脇の下、両側の首筋、足の付け根を冷やすと効果的です。
- 水分、塩分を補給しましょう。
病院へ
意識がない場合、自力で水が飲めない場合、応急処置を行っても症状が改善しない場合は、すぐに医療機関で診察を受けるようにしてください。
MAFFアプリを利用しよう!
「MAFFアプリ」を利用すると、スマートフォンなどのお手持ちの端末に熱中症警戒情報や熱中症リスクに応じた注意喚起情報が送信されますので、ぜひご活用ください。
参考情報
○熱中症予防サイト
https://www.wbgt.env.go.jp/
○職場における熱中症予防情報(厚生労働省ホームページ)
https://neccyusho.mhlw.go.jp/
○農作業時の熱中症対策に関する情報(農林水産省ホームページ)
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/nechu.html
○熱中症に関連する気象情報(気象庁ホームページ)
https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kurashi/netsu.html
○熱中症対策パンフレット
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/attach/pdf/nechu-25.pdf
○熱中症対策関連情報
https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_kikaika/anzen/attach/pdf/nechu-26.pdf