臨時農業生産情報(雷と突風及びひょうに対する技術対策)
令和元年5月31日
青森県「攻めの農林水産業」推進本部
青森地方気象台発表(令和元年5月31日15時55分)「雷と突風及びひょうに
関する青森県気象情報第1号」によると、青森県では、6月1日昼過ぎから夜遅く
にかけて、大気の状態が非常に不安定となり、積乱雲が発達し、雷の発生する所があ
る見込みです。
今後、強風、降ひょう、急な強い雨等による農作物への影響が懸念されますので、
気象情報に十分注意し、次の点に留意して、被害の未然防止と軽減に努めてください。
1 共通事項
降ひょうの被害を受けた場合は、病気が発生しやすくなるので、農薬使用基準を
確認のうえ防除する。
2 りんご等果樹
(1) おうとうの雨よけ施設やぶどうのハウス施設、樹棚などの破損・倒壊を防ぐた
め、マイカ線等の締め直しや支柱等による補強を行う。
(2) りんごのわい化樹や幼木は、支柱への結束状況を点検し、ゆるんでいる場合は
再度結束する。
3 畑作・野菜・花き
(1) ビニールハウスやトンネルでは、倒壊したり被覆資材が飛散しないよう施設の
点検、補修を行うとともに、マイカ線や支柱などで補強する。
(2) マルチ資材は、飛散しないよう土等でしっかり固定する。
(3) 施設周辺やほ場に排水溝を設け、排水対策に努める。
4 水稲
4~5cm程度の適水位を維持しながら排水できるよう、ほ場の排水口で調節する
とともに、排水路の点検・整備を徹底する。
5 畜産
(1) ロールベールサイレージは、ストレッチフィルムの破損を防ぐため、ブルーシート
等で覆う。
(2)畜舎等は、破損を防ぐため、支柱等で補強するとともに、シャッターや窓など
を完全に閉める。